手帳術のひとつであるバレットジャーナルをご存知ですか? 数年前から流行していて、市販のノートに自作する自由度の高い手帳術。
バレットジャーナルは記号を使ってわかりやすくスケジュールやタスクを管理できるようにしま手帳術で、きれいに書くことはあまり重要視されていません。
インスタなどで素敵なバレットジャーナルが公開されていますが、バレットジャーナルは書くのが好きな人、絵が上手い人、センスがある人がやるものというイメージがありますが、
今回は見た目は重視せずに、ゆるっとバレットジャーナルを取り入れてみるメリットをいくつかご紹介します。
バレットジャーナルとは?
そもそもバレットとは、箇条書きの前につける「・」のマークのことです。
バレットジャーナルではラピッドロギングという記述方法を使います。
ラピッドロギングでは箇条書きに使う「・」の部分をkeyと呼ばれる意味のある記号にしてスケジュールやタスクを管理します。
key+箇条書き
記号に意味を持たせることで、そのメモしたタスクがどうなっているかを一目で把握できます。
- 「○」→予定、イベント
- 「・」→タスク
- 「×」→完了
- 「*」→重要
- 「>」→翌日以降に移した予定
- 「-」→メモ
- キャンセルは打ち消し線
このkeyと呼ばれる記号は自分の好きなものに変更してもオッケーなので、わたしはタスクに□を使用して完了したらチェックマーク✔︎を入れて管理しています。
バレットジャーナルの書き方
バレットジャーナルの書き方を紹介します。主にこのようなページを書いていきます。
- インデックス
- フューチャーログ
- マンスリーログ
- デイリーログ
ほかにも
- ハビットトラッカー
- ムードトラッカー
このようなページを作ることもあります。
具体的に見ていきます。
インデックス
いわゆる目次のページです。どこになにを書いたかすぐにわかるページ。
フューチャーログ
未来の予定を書くページ。半年から1年くらいの予定が見渡せるページです。
その月にやる予定などを管理するのに使用します。
マンスリーログ
その月の始めに1ヶ月分の予定やタスクを書くためのページを作ります。
マンスリーログのページに日付を書いたらフューチャーログから予定やタスクを書き写します。
一般的な手帳の月間ダイアリーに当たる部分ですね。
デイリーログ
デイリーログは毎日のスケジュールやタスクを書くページ。マンスリーログからその日の予定とタスクを書き写します。
ここで冒頭紹介したkeyを使ったタスク管理をしていきます。進捗度は記号によって可視化します。
その日に完了しなかったタスクは翌日以降へ書き写します。
デイリーログが一番重要なページです! このページを作るために他のページを作っているといっても過言ではありません。
書き方のポイント
バレットジャーナルでは、ラピッドロギングという記述方法が使用されています。
この方法を使用るすことで毎日の予定やタスクを一目でどういう状態なのかがわかります。
さらにフューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログがそれぞれ密接に繋がっていて必ずやらなければならないタスクが放置されることがありません。
バレットジャーナルのポイントをまとめると
- 記号+箇条書き
- 今日、今月、来月以降の時間軸でタスクを管理
このようになります。
すべてのページを手書きで書くこと自体は重要ではありません。
市販の手帳でゆるバレットジャーナル
バレットジャーナルのポイントを押さえれば、綺麗で素敵なページを作ることが重要ではないということがわかってきます。
手帳を使えば、簡単にバレットジャーナルが作れるかも!
バレットジャーナルのいいところだけ、ゆるっと取り入れればいいんです。
手帳術って人によって合う合わないもあるから自分なりの手帳術を身につけることが重要ですよね。
ゆるっとバレットジャーナルに必要なもの
ゆるっとバレットジャーナルに使うものを準備します。
- 市販の手帳(月間ダイアリーと週間ダイアリーがセットになっているもの)
- 好きなペン
- やる気
市販ウィークリー手帳を使うことで、面倒な日付の記入を省略します。
カレンダー的なものを自分で作るってズボラな割に極端な凝り性のわたしでは、完成が来年になるかもしれませんね。
ゆるっとバレットジャーナルの書き方
バレットジャーナルの書き方で紹介したとおり、バレットジャーナルは次のようなページがあります。
- インデックス
- フューチャーログ
- マンスリーログ
- デイリーログ
すべて手書きなので自分の好きなレイアウトで作成できて自由度が高く毎月色々なレイアウトを挑戦したり楽しみも多いですが、デザインや手書きに自信がない人は大変な作業になります。
では、さっそくゆるっとバレットジャーナルの書き方を解説します。
まずkeyを設定する
keyという記号と箇条書きを組み合わせたラピッドロギングという記入方法を使います。
これがなんといってもバレットジャーナルの特徴だと思います。
keyを見るだけで何のメモなのかがはっきりします。
自分なりのルールを決めて記号の意味を設定しましょう。多すぎるとわからなくなってしまうので始めは5種類程度がおすすめです。
考えて判断するという行動はわたしたちが思っているよりも脳が疲れます。考えたり判断したりする回数を減らすだけで思考がクリアになりゆとりが生まれます!
月間ダイアリーをマンスリーログ、フューチャーログにする
フューチャーログは未来の予定やタスクを管理するためのものです。バレットジャーナルでは月が変わるときにマンスリーログを作るのでページが分かれていますが、書くことはほぼ同じことと言えます。
フューチャーログとマンスリーログは、あらかじめ1年分の月間ダイアリーがある市販の手帳ならひとつにしてしまって問題ないです。
年間ダイアリー、月間ダイアリー、デイリーダイアリーと同じことを合計3回も書くというのはかなり面倒なことだと思います。
週間ダイアリーをデイリーログにする
週間ダイアリーやウィークリーと呼ばれるページはあらかじめ日付が入っているのでデイリーログに活用できます。
市販の手帳ならデイリーログに必要な最低限のスペースがあり、広すぎないのであまり書くことがない場合も余白が目立ちません。
書く時はラピッドロギング【記号+箇条書き】で記入して、1日の終わりには未完了のタスクを翌日以降に書き写しましょう。
インデックスは作らなくてもいい
バレットジャーナルの書き方で紹介したインデックス(目次)は作りません。
公式の書き方をする場合は、どのページに何があるかが検索しにくい場合があります。
でも市販の手帳であればどこに何を書いたかはだいたいわかるからです。
インデックスは手帳の最初に書くものですが市販の手帳にはそもそも書くスペースがないです!
ゆるっとバレットジャーナルで手帳を充実させよう
いかがでしたか、バレットジャーナルの本質はわかりやすいタスク管理です。
綺麗に書くことが重要ではなく、タスク管理をしっかりして思考整理が目的です。
紙に書き出すことで思考が整理され頭の中がスッキリします。今やるべきことが明確になるため焦りがなくなり、落ち着いて生活できます。
プライベートの時間がゆったり過ごせたり仕事では成果を出しやすくなることでしょう。
あなたにベストな手帳術は、あなたが作るしかありません。
今回紹介したバレットジャーナルの書き方もあなたの手帳術に取り入れてみてくださいね。