わたし、ときどき手帳

新人だから仕事ができないが通用するのはいつまで? 

新人だからが仕事で通用するのはいつまで?

✔︎社会人1年目、こんな悩みはありませんか?

  • 仕事ができなくてつらい
  • 上司に怒られて不安を感じている
  • いつまでならミスは許される?

学生時代のバイトとは違う緊張感で働き始める社会人1年目。知らないことばかりで上司や先輩に迷惑をかけたりして「仕事がつらい」「ミスばかりして居場所がない」など、精神的にも追い詰められて不安で夜も眠れないなんてことありませんか?

✔︎本記事の内容

  • 新人のミス、どのくらいなら許される?
  • 新人だからが許されるのはいつまで?
  • 社会人1年目に身につけるべきことは?

こんな疑問にお答えします。

 

✔︎この記事を書いているのは社会人になって約20年の兼業主婦です。3〜5年で職場を異動しなければならない決まりから、今まで60人以上の方と一緒に仕事をしてきました。新人指導も先輩という立場で担当していた経験から今回は社会人1年目の悩みについて先輩という立場から解決していこうと思います。

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新人のミス、許されるのはいつまで?

新人のあなたがミスをしたとしても上司や先輩はそんなことは織り込み済みです。ミスをするだろうと思っているのでどうってことありません。

でも、新人扱できるのはいつまででしょうか。

新人のミスが許されるのは1年目まで

新人だからと大目に見れるのは社会人1年目だけです。

新入社員の試用期間は3ヶ月〜6ヶ月程度が多いのため、その間に最低限の教育が行われることがほとんどです。一人前とまでは言えなくとも、指示されたことを確実にこなせるようになることが最低限の合格ラインです。

新人のミスが許されるのは1年目だけと断言した理由は明確です。

あなたが社会人2年目になる時、新卒(新人)が入社するからです。当然ながら、1年目の新人と2年目のあなたではスキルが違うはずです。

2年目になれば新人が入社してきて嫌でも比べられます。まして、2年目のあなたは「新人」という肩書きは使えません。新人だからと大目に見られることはありません。

仕事で使えるかは最初の1ヶ月でわかる

仕事をする上での性格や資質は1ヶ月もすればだいたい把握できます。

わたしも何人かの新人指導に当たったことがありますが、1ヶ月程度でその人の性格やミスしやすいポイント、注意点がわかってきます。

ここで面白い話をします。実際、わたしが後輩指導をした経験から得た感覚です。

簡単な仕事を教えた時に「わからない」と言う新人はその後しっかり仕事をこなしてくれるようになります。一方で「わかりました」と言う新人は大体とんでもない失敗や常識のない行動をするようになります。

「わかない」ことをしっかりと認識する力がある人は成長し、教えてもらった作業だけ「わかった」と言う人はいつまで経っても仕事を覚えません。

先輩や上司が新人に求めるもの

先輩や上司が新人に求めることはただ一つ。それは「成長」です。

昨日よりも今日、今日よりも明日成長してくれれば些細なミスのことなど気になりません。成長スピードはその人によって違うので「1年後にはこの仕事ができるかどうか」という基準で評価しているのではありません。

あなたが仮に「仕事ができない」新人だったとします。

何度も同じことを教えて本心では「いい加減覚えて」と思っている先輩でも、少しでも成長している姿を見れば「仕方がない」「本人なりに努力している」「また教えよう」と思うはずです。

ところがこんな新人だとどうでしょう。何度教えても一向に覚えない、ミスをしたら指導者の責任だという、ミスをしても反省をしない。こんな新人あなたでも嫌ではありませんか?

社会人1年目の新人が身につけるべきこと

上司が先輩が新人に求めるものはただ一つ「成長」だけです。

上司や先輩は、正直言って新人さんの教育なんて面倒だなと思っています。なぜなら、教えることは労力と時間をたくさん使うからです。

上司や先輩はあなたよりも仕事の量が多く重要な仕事を任されています。忙しい中、貴重な時間を使ってあなたのような新人を指導しなければならないので時には苛立ちを隠せないこともあります。

でも、あなたの「成長」があれば、仕事も手伝ってもらえて指導のためだけに時間を使うことも少なくなります。

社会人1年目の新人が最低限身につけるべきことを紹介します。

ビジネスマナー

ビジネスマナーは教えずともある程度身につけておいてほしいスキルです。

電話の取り方や取り継ぎ方、敬語の使い方の他にも、社会人としての常識と思われること全般が求められます。

例えば、手紙を出すときの宛名の書き方などが当てはまります。わたしの職場の新人さんは、入社8ヶ月を過ぎているのにお客様に手紙を出す際「宛名はどう書けばいいですか」と聞いてきました。

社会人になる時に学校で勉強しただろ! 今まで他の先輩等が手紙を出したりしていたはずなのに、見たこともないの? と思いましたが、そのレベルなのかとがっかりしたことを覚えています。

社会人にもなれば最低限のビジネスマナーが身についているものと思っています。手紙の例で言えば「この書き方であってますか?」という形で先輩や上司に確認するようにしてください。

仕事に対しての姿勢

仕事に対しての姿勢は簡単に表現すると「やる気」です。

何度も同じことを聞かれたり、同じミスを繰り返したり…、そんな事が重なると「やる気がない」「社会人としての心構えがなっていない」と言われることになります。

上司や先輩があなたに期待しているのは「成長」です。

仕事覚えの早い遅いは関係なく、昨日よりも成長したあなたをみたいのです。

「やる気がない」と上司に言われて落ち込む人も多いのですが「仕事に対する姿勢」を問われているはずです。

ミスが多かったとしても、だんだんとミスが減っている、再発防止のための対策を自分なりに考えている、言われたことをメモするなどで仕事に対しての意気込みは表現する事ができます。

相手の言うことが理解できる

電話の取次や来客の対応など、簡単な仕事は新人の仕事とされることが多いです。

先輩の立場からみて「簡単な仕事」なのであって、新人さんから見たら神経を使う苦手な仕事かもしれません。

初めは相手の言うことが理解できないことも多いかもしれませんが、数ヶ月もその職場にいればどんな内容の問い合わせが多いかぐらいはわかってくるかと思います。

「教えてもらってないからわからない」と言うのは「教えてもらわないと何もできない」と言っているのと同じです。上司や先輩の発言をよく「聞いて」仕事中何をしているかをよく「見て」仕事は覚えるものです。

電話や来客の取次がうまくできなかった時は、落ち着いたタイミングで上司や先輩に指導を仰ぎましょう。「今のお客様のご要望はなんだったのですか?」「〇〇って、なんですか?」と聞くのがいいでしょう。「次の取次の参考にしたいので」と言えば教えてもらえるはずです。

メモする習慣をつける

社会人1年目で身につけるべきスキルはメモの習慣です。

仕事量が少ない新人のうちはメモがなくても失念することは少ないはずです。でも、今後仕事量が増えてたとするとどうでしょうか。

上司に指示されたこと、お客様のご要望、その他スケジュール管理など覚えておかないといけないことがたくさんあります。

特に、教わった仕事はメモしておき上司や先輩に聞かなくても完成できるようにメモを取るようにしてください。メモがない場合、同じ仕事を教える上司は一から教えることになりウンザリしてしまします。笑って教えられるのは3回までです。3回教わったらある程度再現性の高いメモが完成していないとまずいです。

メモを上司に見せてアドバイスを受けるのも一つの方法です。

→メモの取り方のコツはこちらの記事で詳しく解説しています。

どうしても無理! 仕事を続けられないと思ったら転職もあり

どうしても仕事が覚えられない場合は、その仕事があなたに向いていない場合もあります。上司や先輩がいじわるで仕事を教えてくれないなどのパワハラを受けている可能性も。

仕事を覚えたり改善したりする対策を自分なりに実行しても改善されない場合は転職をすることも視野に入れて見ては?今では転職することは20代のスタンダードとなっていて、転職=マイナスのイメージではなくなっています。

とはいえ、せっかくの縁で働くことになった会社です。社会人としての常識やスキルを少しでも身につけていきたいものです。

まとめ

新人だからとミスが許されるのは社会人1年目までです。その理由は、2年目になれば新人が入社してきてあなたは先輩になるからです。

社会人1年目に求めるものは「成長」です。日々成長している姿を見て上司や先輩は喜びを感じます。

あなたが努力しても認められないなどの事情がある場合は転職もありです。でも、その前に吸収できるものはできるだけ吸収してスキルアップを図りたいものです。

 

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