子どもが生まれるともらえる「子ども手当」
子どもが生まれたその月から中学校3年生の3月までもらえます。
全額貯金すると約200万になるため、教育資金としてどう貯蓄していくかよく考えるべきです。
一方で生まれたらもらえるっていうのは知っているけど、そのあとのことを考えないで受給していることがほとんど。
プレママやプレパパは、子ども手当をどう管理するかを早めに考えて欲しいです。
この記事では子ども手当を貯めるコツをご紹介したいと思います。
子ども手当とは?
子ども手当は子どもを養育する親に支給され、子どもが3歳までは15000円、それ以降は中学校卒業まで10000円が支給されます。
そのため受取総額は子どもの誕生月により変動しますが、中学校卒業までに全額貯蓄すると約200万円にもなります。家計からの貯蓄を合わせれば高校卒業までに500万円の大学進学資金を準備することは不可能ではないかと思います。
子ども手当の支給は親名義の口座。
支給は親名義の口座を指定しないといけません。通常は扶養に入れた所得の高い夫婦のどちらかが支給申請をすることになります。
申請書には口座番号などを記入する欄があるため、とりあえず給与振込口座や生活費決済口座を指定する人も多いです。
でも、ちょっと待ってください。
生活費の口座に入ってきたら、生活費につかってしまいませんか?
いえいえ、子どものために貯金してますよ!
そんな人も子ども手当が振込まれたら別口座に移し替えたりしてませんか?そんな面倒なことしなくてもいいんです。
子ども手当は専用口座に! 新たに口座を開設するか、あまり使ってない口座を指定して子ども貯金にしよう!
そう、生活費決済口座ではなく、子ども手当専用口座で管理すればお金を移し替える手間もかからず貯まる仕組みが作れます!
新たに開設してもよし。
普段使っていない口座を指定するもよし。この場合は一度記帳して、残高を0円になるようにしておくとわかりやすいです。
残高0円になったら、その行の下のラインに定規でピーっと線を引いておきましょう。
子ども手当専用口座を作るメリット
子ども手当専用口座を作るメリットは、
- 生活費と区別できる
- 貯蓄する場合口座への振替が不要
- 第二子以降の子ども手当ての管理も一つの口座でできる
- 子どもごとにかかる費用のやりくりがラク
- 子ども手当を活用したつみたてNISAや学資保険の原資にする場合の管理がラク
以上のようなことがあげられます。
ここからそれぞれを詳しく説明していきます。
1.生活費と区別できる
生活費と別口座で管理することで、普段の生活の中でいつの間にか使ってなくなっていた、という事態を防ぐことができます。
また、子ども手当を生活費に使っていた場合は支給のなくなる高校生になってからの生活が大変です。生活費としての収入が減るだけでなく、今までかからなかった通学のための電車代や部活動の費用や塾の月謝などの支出が増える時期です。
子ども手当は最初からなかったものとして生活して、子ども手当は全額貯蓄しましょう。
2.貯蓄する場合口座への振替が不要
子ども手当を貯蓄している人でも、子ども手当が入るたびに別口座へ振替している人がほとんど。
4ヶ月に1度のことですが、子どもが中学校卒業までと考えると結構な手間がかかると思いませんか? ネットバンクなどでATMに行かなくても振替できるようにはなってきたけど、最初から口座を分けておけば振替自体が不要。
ある程度貯まってきたら有利な商品に預け替えもあり。
3.第二子以降の子ども手当も一つの口座でできる
子ども手当を子ども名義の貯金にしているひとも多いのでは? ひとりっ子の場合は問題ありませんが、第二子、第三子といる場合は振替の手間も子どもの人数分かかります。
第二子以降の子ども手当も一緒の口座で管理しましょう。
4.子どもにかかる費用のやりくりがラク
一つの口座に集約しておけばシンプルに貯蓄額が把握できる。第一子の教育費がかさむ時期であっても、第二子以降の子ども手当てを支払いに充てることができる。
また、一時的に生活費や住宅購入の費用に充てるなど流動的に使うことも可能。
生活費とは別の口座であれば通帳の明細が記録になるため、教育費以外のまとまった支出で使ってしまった場合も通帳にメモしておけば忘れません。
使ってしまった分はボーナスのときに補填したりしてもとの金額に戻すようにします。
あくまで子ども手当は「こどもを養育する親」に支給される手当。
こどものために貯蓄するのは親なのでわざわざこども名義にしなくても「子どものためのお金」として口座を別にして分けておけばいいのです。
そもそも子ども手当だけでは進学費用全額をまかなうことはできないので足りない分は親の口座から出すことになります。だったらわざわざ子ども名義にする必要すらないですよね。
ちなみに、こども名義の貯蓄は親がしたものであっても、こどもが成人すればこどものものになります。その口座から出金する場合、委任状の持参等が必要になる場合もあります。それを知らずに銀行に行った結果、手続きしてもらえずもう1度足を運ぶはめになったなんて話はよくあります。
5.子ども手当を活用したつみたてNISAや学資保険の原資にする場合の管理がラク
子ども手当がある程度貯まったら、つみたてNISAで投信積立にチャレンジするのもよし、子ども手当をそのまま学資保険の支払いに充てることも。
投資信託は元本割れの可能性があるものの、長期のつみたて投資でリスクを分散させれば高利回りも期待できます。学資金は使う時期が明確なため、解約する時期もしっかり検討できる人に向いています。
ほかにしっかり貯蓄がある人は投資信託もいいかもしれません。学資金が必要な時期に値下がりしている場合はほかの資金を回すことで元本割れリスクを回避できます。
子ども手当を学資保険の支払いに充てた場合、子ども手当専用口座を自動引落に指定しておけば入金する手間も不要で確実に支払っていけます。
いくら使ったかを通帳を見ればわかるため、管理がラクです。
まとめ
子ども手当は全額貯蓄すると約200万になる。大事な学資金としてしっかりとした貯蓄計画が必要。
子ども手当は専用口座で管理することで振替の手間もなく、確実に貯蓄できる。また、いくらあるのかを把握するのに通帳を確認するだけで良く、普通貯金であれば生活費等に充てるなど流動的な使い方もできる。子どもの学資金以外の目的で使った場合はその金額をボーナスや日々のやりくりで戻すようにする。
子ども手当がある程度貯まったら、定期貯金や投資信託などにチャレンジ。定期貯金は元本割れのリスクはないが、投資信託などは元本割れの可能性もあることから、投資期間や時期、金額を十分検討する。
子ども手当の専用口座を使ってガンガン貯めていきましょう!
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